涙が止まらなかった。
22日にあった第64回東京都吹奏楽コンクール(都吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)。高校の部で最初に演奏した強豪、東海大菅生は、全日本への切符を逃した。
課題曲Ⅲ「メルヘン」を表情豊かに演奏し、自由曲のグラハム作曲「巨人の肩にのって」では、出だしのファンファーレから迫力のあるサウンドで会場を包み込んだ。細かなパッセージも、音の粒が浮き上がるような熱演だった。
高い評価を得て金賞を受賞したが、都代表にはあと一歩届かなかった。5大会連続で全日本に出場し、金賞を受賞していた強豪校のコンクールが、この日、終わった。
結果発表後、部長でフルートの菊沢秀徳さん(3年)は目に涙を浮かべながら、保護者らにあいさつした。
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「本日まで、様々な面でサポ…